卵色



この色を、卵色と表現している。
けれども、しっくりと来ていない。
卵というと、その匂いから、有機物を強く感じさせる。
実際に、何やら毛みたいな物が、下部にまとまって沈んでいる。
しかし水晶はもちろん、紛れもない無機物である。

そんなギャップが逆に、この石の魅力の一つかも知れない。
そして何より、スッキリとした芯が美しい。
けれどもそんな物に限って、なかなか得られない。
自然のもどかしさ。
だいたい、これはどこから出たのだったか。記憶が段々と曖昧になってくる。
冬の明るい日には、そんな事を思い出すのが、また楽しい。

★★山 梨県水晶峠産