鉱山跡の様子。
重機を入れずに手掘りなのだろう。取り付け道路もない。
笹が生い茂るこの程度の傾斜であれば、表土は崩れずにあるはずだから、
普通に歩いていたのでは、この場所に水晶が眠っているとは絶対に分からないはず。
昔の人は、水晶を求めて、手当たり次第掘ってみたのだと思う。
それは、この辺りの山を歩いていると、不自然な穴や地形をしばしば目にする事でも想像出来る。
良く見ると、笹の下に太い木が倒れていたり埋もれているが
笹が完全にズリを覆っている訳ではないから、表面採集も十分可能であるし
少し掘ってみれば、残された水晶に当たる時もある。
ただ、笹根というのは、結構厄介な相手ではある。