秋の1日


同じタイトルの、4本の採集品を採集した所の様子。

掘り始めに石英とは違う、ウグイス色の不透明の平たい石が出て来たので
これは色が乗るかも知れないと期待したが、その通りであった事が嬉しかった。
そんな場所からは緑系も褐色系も白も透明も出てくる。

この産地の地表近くは風化が進んでいて、掘るとどこでも真砂が出る。
ポイントによって土の色合いや砂の粒の感じは様々だが、この場所では割と石英や結晶が多く混じっていた。
水晶は出るものの型は小さめで、そのほとんど9割以上には頭がついていなかった。
その理由は、この場所が昔のズリの堆積であるか、この場所の花崗岩には小さな晶洞しか出来なかったのかの
どちらかだと思われるが、どうもはっきりとしない。
というのも、産地全体で色々な場所が入り乱れてあるからだが、ここは後者ではないかと思っている。

しかしいつもの様に、脈石だけは時に立派な物が出て来て、私に一瞬の楽しい夢を見させてくれた。