もやもや
もやもやとした感じのスレンダーな石。
私にとっては、この雰囲気がこの地のスタンダードだと感じている。
昔は、水晶の透明感に惹かれていたので、ああこれもスッキリとしていないなぁと思ったものだが、
今見ると、何だか故郷を見ているかのように思う。
しかも、これは単晶ではなくて、連晶である。
そんな所も、昔は釈然としなさ感を持ったものだが、これもこれ。
これがキッチリと重なった時に、ブラジル式とかドフィーネ式とかになるわけだが、
私にはこの方がずっと好きではある。
そして、この石を見つめていると、そのうちにピチッと音を立てて重なる時が来る様に思う。
★山梨県乙女幸山