白い缶6 ・ 再結晶3
長石とのコンビだが、水晶の右肩に等高線の様な模様が認められるのが興味深い。
ここが再結晶した石英分が付着した部分で、その厚みはほんのほんの僅かではあるものの、
その中に紫がしっかりと入っている。
別の角度から撮影をすると、もっとはっきりと色が写るが、現実の見え方とは異なるし、
石の格好が悪く感じるので採用はしなかった。
写真では全体的に色が入っている様に見えるがそれは煙の色で、紫は等高線の辺りだけに認められる。
この様なタイプの石がいくつか出たから「紫煙晶洞」と名付けた晶洞の石だが
晶洞の主は「アップグレード」で紹介した、ごく普通の、色テリの良い煙だった。
★★★★甲
府市黒平産