レンズ型と言うのか扁平に成長したペグマでは、扁平の水晶が出やすい。
ここでもその例にもれず、柱面の発達した水晶は小さな物が数本で、
2面程度の水晶は、良い大きさの石がいくつも出たが、もちろん、それらは庭石にしかならない。
この変な形の群晶もその系統で、裏面は溶けてガサガサであるが、手に取った瞬間に、
教科書で見た、ペシャンコの始祖鳥の化石を思い起こしたのは、脳の記憶システムの面白いところだ。
室内の光では、照りの全くない石だが、
太陽の強い光に照らすと、自分は水晶だと主張する。
山梨県甲府市黒平産