沢の水の中の石を見るのはとても好きだ。
どんな石でも、水に当たると色や輝きが倍増する。
そして、流れに邪魔をされて、はっきりとは見えない。
だから、とっても美しく魅力的に感じる。
こんな沢はどうだろう? 石英だらけで、透明度もある石も見受けられる。
しかも、量が半端じゃない。
集めて来たのではなくて、こんな感じで上からずっと流れて来るのだ。
じっと見ていると、とんでもない何かが混じっている様に思えて来る。
もしも見ているだけで息が上がってきそうになるのなら、
私と同じく、かなりの好き者であろう。
しかし、実際には結晶は少なく、美品は全くゲット出来なかった。
山奥だっただけに、より一層落胆した。
大きな期待感だけが得られた地であった。