陽の中で 2


わりと日当たりの良いポイントでの一コマ。

森の中でほどよく陽が当たるのは、樹木がまばらに生えているからであるが、
そうなる理由の一つには、ここが真砂土の急斜面であるからだと思える。

樹木が大きくなると、大風で根が持ちこたえられずに倒れてしまう。
この周りを見ると、大きな木は少なく、倒れて枯れた木が何本かあったし、
掘っていると倒木が出てくることもあった。
ここではさらに藤も繁茂していて、樹木にとっては過酷な環境であったに違いない。

成果の出ない日に、この周りの藤切りをしたことがある。
藤は柔らかいので、太いものでも案外簡単に切ることが出来る。
切ると何だかスカッとするので、気分転換には最適であった。
藤は花こそ美しいが、森で生えているものはあまり好きになれない。
長いツルがブラリと垂れている様子は何だかうら寂しく、荒廃している様に見えるからだ。
管理されている針葉樹林では、藤は定期的に切られているのであろう、
あまり見かける事はないように思う。